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06.26
2015

風情ある歴史的な建築の活かし方vol2(保存再生)

風情ある建築活かし方2
秋田県横手市増田町を散策。増田町は伝統的建造物群保存地区に指定されている。通りに面した建物では一般開放され、家主が案内してくれたり自由に見学することができる。ここが面白いのは、観光客も多いが買回り品の店が多く生活の匂いがしているところだと思う。生活者がきちんと保存しているが、やはり聞くと維持していくのもたいへんだとおしゃっていた。文化を残すことは重要であるが、古さゆえにそこに住みたくなくなって、結果空き家になり、そして朽ちていっては何の意味もない。やはり建築は、第一に人が生活したり利用しながら守られるべきものであり、生活のしやすさを保ちつつ保存していくことが大切である。これもまちづくりの楽しさであり、難しさかな。

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